天音定刻日記２００１年７月

天音定刻日記

２００１年８月

私生活暴露
来客困惑

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２００１年８月１日（水）晴
病院へ行きました。
相変わらず、顎の調子がよくないので、不自由しています。
この副作用といい、過去に昏睡状態になったことといい、
薬って怖いと思いました。
油絵も最後三日目です。
筆にしっくりと来るように塗れて感覚を取り戻し、
三つ子の魂は確かに百まであることを確認しました。
なかなか納得がいかず、ぎりぎりまで描き、
面白くて、家族に爆笑されてもいい出来になりました。
それに簡単な額を付けて仕上げました。
作品は展示会に出品します。
直が早く帰って来るというのに、遅くなりました。
みんなのＧＯＬＦ３を直と対戦し、ボロ負けしました。
真っ直ぐ打てないのがチャームポイントかしら。
それで損をしてまして、せめてパーをと思いました。
東京へ来て、何故か地元秋田のお友達を作ろうと、
インターネットで知り合ったり、メールを書いたりとマメにがんばっています。
茂さんの投稿用の小説の感想を書いたり、手直しを手伝ったところ、
お礼にお食事を誘われました。

２００１年８月２日（木）晴
油絵の展示会に母と車で行き、数々の作品を見て、母に感想を訊くと、
私のは、私が言っていた程浮いている訳ではなくて、
周りに溶け込んでいて、混色が多いとのことで、
私は置かれていたアンケートに答え、
二人で食事をし、顎が上手く動かないので、顔が歪む程苦痛でしたが、
茄子とベーコンがチーズと溶け合って美味しく、
帰りにもう一度展示室を訪ねたところ、先生がいらっしゃったので話をしました。
イトーヨーカドーに母のメガネを直しに寄り、
直のボーダーのＴシャツと私のジーンズ調の帽子を買いました。
レジに行ったところ、前日、陶芸教室の授業料を母に払ったという記憶が全くなく、
１５００円しか持っていませんでしたので、その場は母に残りを出して貰いました。
直が遅くまで働いて来ました。

２００１年８月３日（金）晴
体調を崩しましたので、よく休みました。
直が通院のため、早く帰宅しました。

２００１年８月４日（土）晴
陶芸教室へ行きました。
貫入土を手ろくろでぐいのみに整形するのですが、真ん中にいかず、
落ち着いた頃には時間が来てしまい、いい加減なものを二つ、
一つは底が浅くて仕方がないものを残しました。
町内会のお祭りがあり、母は今晩の食事として焼きそばを四つ買い、
直は実家の駒踊り以外は受け付けず、バカ騒ぎは嫌だと言って避けましたし、
父は会社の提灯をあげ、寄付金を私の財布から持って行き、
あとは飲めればいいようで、私は踊りより食べ物に目が行き、
くじ引きで枚数が決まるソース煎餅を梅ジャムで頼み、
焼きそばはあまり噛めなかったのですが、それは食べられたので、
また、ミルク味で注文したところ品切れで、
面が割れて恥ずかしいので、
直が母の子だって分かっているだろうから今更遅いと笑っていましたが、
母に５０円渡して買いに行って貰い、
一番少ない８枚で梅ジャムとソース二つ付けて貰って来てくれて、
美味しく食べました。
花火大会があり、母に見える場所を訊いて一人で三度見に行きましたが、
本当は直と見に行きたかった。
直はゲームの方が好きみたいです。

２００１年８月５日（日）晴
日曜日くらいは寝てなさいと言われていたので、
朝９時２５分とゆっくり起きたら、
直は、仕事が休みだと言うのに４時頃から起きて、
テレビを観たりゲームやインターネットをして過ごしたから、
自然と１０時にはお昼寝をすることになり、
それは理解しなくてはいけないし、些細なことなののですが、
起きている時間がすれ違ってしまったので、１２時にはイライラしていました。
それで直を起こしてしまい、お説教をされ、私は泣いて聞くばかりでした。
秋田で直の家族と生活する自信がないと話したところ、
今迄の辛く寂しい生き方を振り返られました。
４時に直に車に乗せてもらって、展示会に出品した油絵を取りに行き、
早目に着いたので駅まで行って書店を見て回り、楽しかった。
寝る前に、朝の支度を無理してするなと言われたので、
生き甲斐だと答えたところ、
そう簡単に口にするなと叱咤されたので、それは直だと一番正直に答えたら、
喜ばれて後ろから抱きしめてくれました。

２００１年８月６日（月）晴
寝坊をしてしまい、ついでに朝寝しました。
大好き五つ子３を楽しんで観ているので、
母から子供が出ているので好きなのかと言われ、図星でした。
せめて一人でいいから恵まれたいです。
直が通院のため、早く帰宅しました。
携帯電話に一緒に書店に来ないかとお誘いがかかったけれども、
手元になく、気が付かなくて勿体ないことをしましたが、
その時間はさだまさしのチャリティーコンサート夏長崎からをＢＳで観ていました。
直からの指定着信音は関白宣言で、実家からは秋桜で、
母の携帯からは北の国からとさだまさしづくしです。
この３曲以外にも欲しいのですが、なかなか見つかりません。

２００１年８月７日（火）晴
直に、朝食のことで注意され、そのことを母に言いましたところ、
お味噌汁だけでいいと話していましたが、私は朝のキス一つで充分です。
秋田へ帰る途中、寄り道して行こうという話があって、
書店で旅行誌をあたって来ましたが、見つかりませんでした。
直は、お風呂上りに甘いものややわらかくんさきと飲み物を欲しがるので、
よくコンビニで求めるのですが、
お茶菓子は、気分を変えて、
工場直売の菓子店であんみつ風ケーキと豆大福を買って来て、
ジュースは、少し歩いて安売り店でペットボトル５００ｍｌが１００円のを用意し、
珈琲は、最近はインスタントで済ませています。
まだ寒い頃から、いつも早く寝てしまわないように、
珈琲を大きいカップでたっぷりと煎れていたところ、もくろみがばれてしまい、
恥ずかしかったことがありました。
今でも沢山にしています。
パソコンに不具合が生じましたが、自分で解決できました。

２００１年８月８日（水）晴
病院へ行きました。
副作用を抑えるように薬が一つ減りましたので、
本来の病気がまた辛くなって来るのかも知れません。
ださんとＭさんとそのお子様の和さんと近所のファミリーレストランでお茶しました。
スパゲッティーが食べたかったのですが、以前のことを教訓にしてやめ、
知床鳥のから揚げを頼んだところ、軟らかくて食べ易く、
また、珈琲は美味しかった。
ださんは男性ですが、ものごしがやわらかくて人間的にまるみのある方で、
あまり性別を意識しなくて済みました。
Ｍさんはとても優しくお子様に接していて、素敵なお母さんだと思い、
少しシャイな和さんとベイブレードやドラゴンボールの話をして遊びました。
Ｍさんと水彩色鉛筆での絵手紙をお勧めしたところ、関心があるようでしたので、
ご家族でご一緒に描けたらいいと思いました。
ださんもＭさんも気を遣う方で、一緒にいても疲れなくて、とても楽しかった。
直の帰りが遅いと連絡をもらっていたので、先に入浴したら、
パパを苛めたとか一人で入るとか言われまして、結局もう一回入りました。
お風呂は夫婦円満のカギです。
直はゲームもせずに直ぐ寝ました。
疲れているのだなと思って、いつも通りアイス枕を用意しました。

２００１年８月９日（木）晴
朝、喘息で苦しんでいたら、直が無理するなと言ってくれたので休み、
朝食さえ作りませんでしたので、
適当に済ませてくれていればいいと心配し、
午後になってやっと落ち着き、洗濯したりしました。
直の帰りが遅かったのですが、連絡をもらっていたので、
書店で旅行誌を見たり、ペットショップへ行ってうさぎをつっついたり、
ファミリーレストランでジュースを飲んだりして来ました。
こんなことは秋田へ帰ったらできないと思い、何をしようかと考えていたら、
直から図書館にでも行ったらどうかとアドバイスされました。

２００１年８月１０日（金）晴
お友達に暑中見舞いは以前に出したのですが、また、楽しめるように、
ゲームの付いたアニメーションｅカードを贈りました。
直が通院のため、早く帰宅しました。
一緒に書店へ行き、私はゴットハンド輝２を買い、直はゲームを買っていました。
直はあまりに沢山ゲームをクリア寸前でやりかけのままでいて、
秋田へ行ったらまとめてプレイするつもりなようで、
まるで冬ごもり前の熊のようだと思いました。
直の機嫌がよくて、相手をしてもらいました。

２００１年８月１１日（土）雨
母とホームセンターへ行き、
ビーチパラソルと日焼け止めや虫除けスプレー等のレジャー用品を買いました。
直は残業で遅く帰って来て、手早く食事を取り、入浴しました。
直が買ったばかりのボーダーのＴシャツを着てくれて、長い髪にバンダナをして、
両親も驚く程の若い格好をしました。
二人で両親の別荘へ車で行きました。
直は海に入らないで本を読んだりしていると言っていましたが、
別荘の近くのコンビニで、水着を置いてあるから選んで欲しいと急に頼まれて、
似合いそうな黒と紺のプリント柄を買い求め、
用意したということは一緒に遊んでくれるのだと思って、嬉しかった。
ビールを飲み、ほろ酔いし、少しだけ夜更かししました。
楽しかった。

２００１年８月１２日（日）曇時々雨
朝７時に起きて、直に工事したトイレの様子を訊いて、寝ぼけながら行き、
直ぐに寝てしまって９時や１０時までごろごろとしていました。
パンを食べて一休みしたら、水着に着替えて日焼け止めを塗って、
海水浴場へ向かいました。
小雨が降り、曇っていたので、ビーチパラソルは置いて、
バスタオル等を入れたイトーヨーカドーの大きい袋だけを持って行き、
海の家の前の砂浜に袋とその上に二足のサンダルを乗せて置き、
直は左ポケットに別荘と車の鍵、
右にはビニール袋に入れた現金三千円を入れて、それぞれ手で掴み、
私は手ぶらで、冷たい海に入りました。
直はうーうーと言いながらどんどん遠浅の海の深い方へと進んで行き、
段々高くなる波に来た来たと二人で話して遊びました。
堤防の近くへ行くと、波が穏やかになり、荒れている方が面白いので、
砂浜に上がって戻りました。
現金を取り出してみると濡れていませんでした。
再び入り、遠くへ行くと、
私は、波が去ると足がつくのですが、高波には勝てない状態でしたので、
直が荷物を右に纏めて左手を空けて、私の手を掴んでくれました。
慣れると水が暖かく感じられました。
楽しいひとときもこれでお終いで、コインで温水シャワーを浴びて体を洗い、
来た時と別のルートで帰りました。
寒くなり、暖かい珈琲を飲みたいと話していたら、
丁度よく自動販売機にあったので、直が買ってくれました。
長い坂を登って別荘に帰ると、水着を洗って着替え、
直が休んでいる側で片付けをして荷造りをしたところ、直が妻は良いと笑って、
私もそれで嬉しくなりました。
直ぐに発ち、濡れてしまった夏目さんの三人祭りを車中に干して走り、
直はマナーの悪い車にうるさく、口が荒れますが、
ドライブ中は楽しくお話しました。
途中、ロイヤルホストで、私は本格的で珍しいけれども辛いカレーを食べ、
最初はキャベツは要らないと思いましたが、結局お口直しに必要でした。
４時３０分に家に着きました。
母が洗濯機が故障したと言って父の帰りを待っていましたが、
直が私にコンセントを入れなおさせたら直りました。
疲れたのか、直は布団で１時間程眠りました。
夕ご飯はお米がないのでそうめんとうどんを食べ、お風呂で温まり、
寝る時、直がトイレに行っている間にアイス枕を置いたところ、
涼しいから要らないけれども、
折角用意してくれたのだからいいと言ってくれました。

２００１年８月１３日（月）晴
ゆっくり、休んでいました。
直は今日も仕事で、遅く帰って来ました。

２００１年８月１４日（火）晴
母とジノリ展へ行き、私は展示の解説もよく読むので、２時間も観てしまいました。
磁器とは違いますが、形状や紋様等、陶芸の参考になるかしらと思いました。
帰りに珈琲とケーキを戴き、美味しかった。
些細なことですが、困ったことがあって、落ち着きませんでした。

２００１年８月１５日（水）晴
病院へ行きました。
うっかりして、予約の時間に遅れてしまい、
慌てて父に車に乗せて行って貰いました。
もう行きたくないと直に言ったら、薬を貰いに行くと思えばいいと言われました。

続きは、
　後で書きます。

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